異文化コミュニケーション

私たち日本人が改善すべき外国人が残念がる日本のおもてなし

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外国人が残念がる日本のおもてなし

東京はいまやロンドン、ニューヨーク、パリと並び
国際都市として観光客で溢れかえっています。

久々に浅草に行ったら外国人だらけ。
そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

事実、浅草でお店を営むスタッフたちは
外国人向けの対応に精を出しています。

しかし、各観光地では外国人にとって、
とても驚かされる事象が発生しているのです。

それは、私たち日本人が世界に誇るホスピタリティの精神
「おもてなし」にまつわることです。

1.驚愕のサービス

では実際に、
外国人が日本のサービスで驚くこととは何なのでしょうか?

それは、「できません」や「ここではやってません」
といった否定の回答が多いことです。

日本のサービス業では、
「申し訳ありませんが」といったクッション言葉や
「致しかねます」といった丁寧語をつかえば、
客をしっかりもてなしていると思われがちです。

しかし、そのような「おもてなし」が
外国人に称賛されることはありません。

なぜなら、
それはホスト側の範疇で「おもてなし」しているからです。

2.日本と海外の違い

私はよく外国人と観光地を訪れますが、
外国人の依頼に対して否定の回答をするお店は多いように感じます。

こう言うと、観光地のスタッフは、
「外国人はクレームをつけている」とか
「客なのだから何でも言うことを聞けという横柄な連中だ」といった
印象を持ってしまうかもしれません。

でもそれは違います。

外国人は、店側のサービスが
客のニーズに応えるものと捉えているのです。

事実、海外のサービス業は「できません」と断るのではなく、
「それをやるにはあといくらかかります」というように
チャージをかけていくのが一般的です。

つまり、海外ではゲスト側の要望に応える
「おもてなし」をしているからです。

3.外国人のニーズとは?

では一体、外国人観光客はどんな依頼をしてくるのでしょうか?

それは、例えばレストランで食事をするとき、
「こういうふうに盛り付けてほしい」とか
「食材の一部を別のものに代えてほしい」といった内容です。

こうしたニーズは、日本人であるあなたにもあると思います。
でも、店側に丁寧な口調で断られると、
それ以上の主張はしづらいのが本音ですよね。

とはいえ、こうしたサービスのマニュアル化を重んじる
日本の「おもてなし」は、外国人に言わせると
悪い意味で「驚愕のサービス」なのです。

ではどんな「おもてなし」が外国人に喜んでもらえるのでしょうか。

それは、外国人にお金を落としてもらうという発想を持つことです。
相手が求めているものは何か?
それにはどうすれば応えることができるのか?
といったことを考えるのです。

私は日本のおもてなし文化を否定しているわけではありません。

ただ、日本のおもてなしは
「すべての人に平等な対応で見返りを求めない奉仕の心」
という節があります。

その精神は素晴らしいと思いますが、
そういう「おもてなし」のために
日本を訪れる外国人観光客はいないということです。

4.おもてなしのチャンスと課題

こうして考えると、
「おもてなし」にまつわる課題が見えてきたと思います。

それは、サービス業における日本人と
外国人の価値観の違いを認識することです。

もしかすると、あなたは
「日本のルールをわかってくれる人だけ受け入れればいい」と
思っているかもしれません。

でも、訪日消費は無限の巨大マーケットになる可能性を秘めています。

ですから、そのチャンスを逃すのはもったないことなのです。
あなたのビジネスをより発展させたいのであれば、
外国人受けの良い「おもてなし」に取り組むことが大切です。

外国人とのコミュニケーション、上手くいく秘訣は洞察力

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外国人と上手にコミュニケーションを図るコツ

「英語が話せる人はいいなぁ・・・」
あなたも一度はそんな感情を抱いたことがあると思います。
事実、英語が話せると外国人との交流が可能になります。

私は国際交流に憧れて28歳のときに
英語をゼロから学び直しました。

しかし、実際は
「英語が話せる=国際交流ができる」とは限らないのです。

では一体、国際交流ができる人とはどんな人なのでしょうか?
その辺りを探っていきましょう。

1.洞察力が物を言う

結論から言うと、
国際交流ができる人とは洞察力が鋭い人です。

「えっ!言葉より洞察力の方が大切なの?」
「言葉は話せなくても伝わるの?」
あなたはそんな疑問を感じたことでしょう。

確かに、外国人と交流するときに、
相手の母国語や英語などの共通言語が話せると、
コミュニケーションがより図れるのは事実です。

でも、言葉が話せることと、
相手との意思疎通が上手くいくことは別です。

あなたにも「あうんの呼吸」とか
「テレパシーを感じる」といった
相手がいませんでしょうか?

相手の欲求や考えていることを読み取り、
それに応える行動を自然ととる。

そこに言葉はいらない。

そんな関係をつくることができれば
言葉が話せなくても問題ないですよね。

2.語学力不要の会話

でも英語くらい話せないと
国際交流は無理があるのでは?
と思う人もいるはずです。

ですが、私の友人には
英語も中国語も話せないのに、
何十もの国を旅して
現地の人たちとの交流を楽しんでいる人もいます。

なぜ、彼はそんなことができるのでしょうか?

それは、相手のことをしっかり観察しているからです。

英語に関して言えば、
彼は「oh nice!」や「no thanks」といった
程度の極めて簡単なワードしか話せません。

にも関わらず、
彼が海外旅行で国際交流を楽しんでいるのは、
洞察力に長けているからなのです。

3.上手なコミュニケーションとは?

そもそも外国人とのコミュニケーションが上手とは
どのようなことを言うのでしょうか。

世界標準の答えがあるわけではないので
ハッキリとは言い切れませんが、
「相手に対する思いやりがあって、それを行動に移せること」
だと私は思います。

世界には様々な言語が存在しますが、
母国語以外の言葉を話せる人は決して多くはありません。

ですから、言葉よりも
コミュニケーションが上手なことで
他国の人との交流を図ることができるのです。

言葉が通じなくても
コミュニケーション能力が高ければ国際交流は可能。
それはわかったけど、
どうすればコミュニケーションが上手くなるの?
という新たな疑問が生まれてくると思います。

先述した通り、
相手を思いやる気持ちがあって、
それを実際に行動に表せることで
コミュニケーションが上手になります。

つまり、相手のことを
しっかり観察できなければなりません。

観察は相手の目を見るだけでも十分です。

4.観察するだけでいい

はじめは、片方の目に焦点を置きます。
10秒くらい経ったら、もう片方の目を見ます。
これをしばらく繰り返した後、
あなたの目線と相手の目線の中間地点に焦点を当てます。

そして、数秒経ったら
相手の頭の後ろあたりに目線をズラします。
これが一連の流れです。

相手がキョロキョロと視線をそらしたら、
何か他のことを考えていたり、
不安を感じている証拠ですから、
それらを解消できる行動を打ち出せば良いのです。

ちなみに、ジロジロと見つめたり、
ギラッと睨みつけるのは観察ではありませんから、
そのあたりは注意してください。

5.洞察力がすべてだ

このように、相手をちゃんと観察していれば、
相手の気持ちを汲んだ行動がとれますから
コミュニケーション能力が高まるのです。

私たちには、耳の聴こえない人とは筆談や手話、
目の見えない人とは点字というように、
様々なコミュニケーションツールがあります。

言葉の通じない外国人とは、
あなたの鋭い洞察力によって相手を見極めることが
国際交流を可能とするのです。

爆発的な売上につながるインバウンドコーチングとは?

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本物のインバウンドコーチングとは?

訪日消費の活性化により外国人観光客に対する
サービスの向上を迫られる場面が増えています。

また、それに伴いインバウンドビジネスに特化した
コンサルタントコーチが出現し始めています。

あなたの会社でも、
外国人との接客の方法について学んだり、
外国人観光客向けのマーケティングを教わったり
といった機会が多いのではないでしょうか。

しかし、コンサルティング
コーチングは似ているようで全く違います。

そこで、この2つのスキルの違いを明確化した上で、
コーチングがインバウンド市場で発揮する威力について
紹介していきます。
 

1.コーチングとコンサルティングは違う

まずコンサルティングですが、
これは診断という言葉が妥当です。

事実、中小企業診断士という職業が存在します。

事業内容を精査してどうすれば、

・売上をUPできるのか?
・損失を回避できるのか?
・利益を最大限に上げることができるのか?

といったことを提案していきます。

 

つまり、悪い病気を治して健康増進を図る医者と似ていますね。

ただ、コンサルティングにはひとつだけ問題があります。

それは、クライアントが「でも・・・」や「難しすぎる」という
言い訳をしてアクションプランを実行しないことです。

これは、メンタルブロックと言って
過去の習慣や変化への恐怖により脳が行動を抑制するものです。

一方、コーチングは、ゴール(目標)を設定して、
そのゴールを達成するためにマインドを変えるものです。

コンサルティングでも今年の売上目標は・・・みたいに
ゴールは存在しますが、それは銀行の融資審査と同じで
現状で実現可能性の高いものが設定されます。

ですから、コンサルティングとコーチングでは
ゴールの意味合いが違うのです。

この違いを踏まえた上で、
インバウンドビジネスにおけるコーチングはどのように行うのか?
具体的な方法に迫っていきましょう。

2.コーチングで一番最初にすること

先述した通り、真っ先にすることは
クライアントのゴール設定です。

ここで気をつけなければいけないことは、
ゴールが現状の最適化であってはならないということです。

例えば、クライアントがインバウンド市場で
物販ビジネス(土産物店など)に新規参入するとします。

すでに物販で過去5年の平均年商が1億円だし、
ターゲットを外国人観光客に変えるだけだから、
売上目標は年商1億5千万円くらいかな
というゴールを設定したとしましょう。

あなたがコーチとしてこうしたゴールを後押しするのはNGです。

なぜなら、こうしたゴールは現状の延長線上に過ぎないからです。

では一体、どのようなゴールが望ましいのでしょうか。

それは、
「インバウンド市場で世界中から注目を集めるビジネスモデルをつくる」とか
「外国人観光客が一瞬で飛びつく商品を開発する」といったゴールです。

一般的に考えれば、
「そんなのどうやってやるんだよ?」と思うかもしれません。

しかし、現状に不満を感じていて、
それを打破しさらなるジャンプアップをしたいから
コーチングを受けるわけですよね。
 
ですから、ゴールが現状とかけ離れているのは当然です。

3.望ましいゴール

「うーん、でも何かスッキリしない」
という人のために例を挙げますね。

私は、外国人観光客とスカイツリーに
何度か行ったことがあります。

さて、スカイツリーに来ている人たちは
どんな人たちでしょうか。

当然ですが、観光客が中心です。
 
東京に住んでいてスカイツリーを観光する人と
東京以外からスカイツリーを訪れる人では
圧倒的に後者の方が多いですよね。

つまり、多くの東京人は、
近い場所はいつでも行けるから、
観光客で混雑しているところにわざわざ行く必要はない
と考えるのです。

遠く離れた場所だからこそ、
そこ訪れるために、旅行の計画を立て、そのためのお金を貯めて、
実際に現地での観光を楽しむのです。

ですから、現状の延長線上にあるゴールは
脳にエネルギーが湧かないのです。

これがゴールを現状から遠い地点に設定する理由です。

4.コーチの役割

ゴール設定さえできればコーチの役割はほぼ終了です。
現状と全く違うゴールですから、
クライアントは勝手にエネルギーが湧いて
その道のりを必死で進んでいくことでしょう。

「必死で」なんて言うと大変そうに聞こえますが、
それは周りからそう見えるだけで
本人にとって全く苦痛ではありません。

ゴールへの道のりは楽しくて仕方ないはずです。

「外国人観光客が一瞬で飛びつく商品を提供する会社をつくる」

そんなゴールを設定した途端、
外国人観光客のニーズをリサーチして、
ポジショニングを構築して・・・と
自然に必要なことへの反応を示すようになるのです。

ただ、どんな人だって
永遠に右肩上がりに物事を達成するわけではありません。
 
クライアントの意気込みが弱まったり、進行が停滞したら、
「大丈夫、絶対できる」とモチベーションを保たせ
ゴール到達時の臨場感を与えるのもコーチの仕事です。

5.コーチングの威力

こうして考えると、コーチングは抽象的過ぎると
思う人もいるかもしれません。
しかし、コーチングは脳機能や心理状態が大きく影響しており、
学問的見地から生み出された正当な技術なのです。

あなたが新たにインバウンドビジネスで成功を収めたいなら、
コーチングを受けることによってゴールを達成し、
爆発的な売上と安定収入を得られるのです

コミュニケーションにかかせない訪日旅行者が共感する伝え方

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外国人に喜ばれるコミュニケーションとは?

「最近、外国人増えたよね?」
あなたはそんな会話をよく耳にしていると思います。

特に東京では至るところで外国人を見かけるようになりました。
とはいえ、日本はまだまだ外国人にとって
過ごしやすい国ではないのです。

実際に、外国人とコミュニケーションが
上手にとれる日本人は多くありません。

では一体、外国人はどんな部分に不便を感じているのでしょうか。
そのあたりを研究してみましょう。

1.レストランで感じるストレス

外国人が日本に来て困ることの多くは文化の違いです。

ただこれは、誰がどの国に行っても感じることですから
仕方のないことです。でも日本の場合、
外国人に対して間違った伝え方や不明確な説明が多いように感じます。

レストランでのコミュニケーションを例にとってみましょう。

日本食(和食)は世界文化遺産に指定されたこともあり、
世界中で人気を集めています。私は外食をするとき、
レストランで外国人観光客をよく見かけます。

そこで見る光景が、彼(彼女)らと店員のやりとりなのですが、
何ともお粗末な場面が多いのです。

外国人観光客が英語メニューを見て店員に尋ねます。
すると店員は英語で伝えるのですが、
客側はあまり理解していない様子です。

そして、程なく注文をあきらめ
何とか理解できるメニューで我慢するのです。
何だか可哀想だと思うのは私だけでしょうか。

2.必要なのは単語ではなく説明

では一体、外国人がわからないメニューとは
どのような表記になっているのでしょう。

例えば、居酒屋でイカ焼きはgrilled squidと書いてあります。
これでは外国人が困って当然です。

あなたは「えっ、何で?」と思うかもしれません。

確かに、英訳そのものは合っています。
しかし、そのイカ焼きはどのように調理されたものなのでしょうか。

「特製ダレにつけたイカを丸ごと網で焼いたもの」とか
「一口サイズにカットしたイカを醤油で炒めたもの」というように、
様々な調理方法があるはずです。

つまり、料理の詳細を英訳する必要があるのです。
英語を話せる人はわかると思いますが、
外国人は理由を求めたがります。
ですから、単に英訳しただけでは伝わらないのです。

3.メタコミュニケーション

私は以前、アルゼンチン出身の旅行者と
東京の谷根千エリアを散歩したことがあります。

彼はゲームおたくでゲームの制作会社に勤めていました。
日本のゲームにも詳しく私たちはドラクエの話で盛り上がりました。

しかし、神社や仏閣についての話はあまり理解を示しませんでした。
このように、日本の良さを伝えようにもその存在自体を知らない場合、
いくら英語で説明しても意味がありません。

ではどうすれば、彼のような人に私たちの文化が伝わるのでしょうか。
それは、メタレベルでの英訳です。

例えば、道を歩いていて見かける道祖神は、
ドラクエで言えば旅のほこらです。
彼の場合はゲーム好きだったのでドラクエを例に説明しましたが、
こうした表現によって、彼は神社・仏閣について理解してくれたのです。

このように、日本には外国人にとって
理解しづらいものが悪い意味で顕在なのです。

でもあなたがコミュニケーション力に長けていれば、
先述のゲーマーのように、共通の話題からキーワードを探して
会話を切り盛りすることが可能です。

そうすれば、あなたは外国人とのやりとりで、
いちいち悩んだり困りごとを抱えることがなくなるでしょう。

日本人の80%が知らない訪日旅行者に対する宗教の伝え方

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訪日旅行者に対する宗教の伝え方

訪日旅行者(特に欧米人)に日本の魅力を尋ねると
80%近い人が伝統文化と答えています。

2000年代になってから、パワースポットが流行りだして
日本人も寺社を見て回ることが多くなったと思います。

あなたも神社やお寺を訪れたとき
外国人観光客を見かけたことがあるのではないでしょうか。

私もよく寺社を訪れますが、
どこへ行っても必ず外国人観光客を見かけます。

ただ、訪日観光に関わる仕事をしている者として
ひとつだけ懸念することがあります。

それは、宗教に関するガイドが不明瞭であるということです。

訪日旅行者に日本の宗教をしっかり説明できる人はどのくらいいるでしょうか?

通訳案内士でも宗教のコアな部分まで知っている人は少ないと私は思います。
果たして、宗教はどこまで理解すれば良いのか?
訪日旅行者にどのように伝えれば良いのか?
その辺りを考察していきましょう。

1.広く浅く

はじめに、宗教に対する理解ですが、
何事も完璧な知識を得ることは専門家でも困難です。

ですから、ここまで覚えれば良いという
ボーダーラインを引くことは不可能でしょう。

でも、このくらい知っていると
外国人観光客の質問に焦らず答えられるという範囲はあります。

まずは仏教の歴史について解説します。

仏教の起源はインドですが、日本の仏教は中国経由ですから
オリジナルと異なる部分が多々見受けられます。

例えば、2500年前に釈迦が悟ったことは、
全てのものは空でありこの世もあの世もないという論理です。

でも日本の仏教文化では死後の世界、
つまり魂が浄土を経て涅槃に辿り着くまでの話があります。

だからこそ、お葬式の後に僧侶から戒名を頂き
お墓を建てて祖先を崇拝するのです。

しかも日本の仏教には、
浄土宗・浄土真宗・天台宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・・・と
様々な宗派があり、それぞれ教義が異なります。

東京では浅草寺が外国人観光客で賑わっていますが、
彼(彼女)らに仏教の案内をするのに浅草寺だけでは不十分なのです。

2.日本人の習慣

次に現代の信仰についてですが、
大半の日本人は無宗教でありながら、
習慣的に宗教に関わっています。

特に神社は「八百万の神」を崇拝する自然崇拝や精霊崇拝とする
古神道を起点としています。

初詣で寺社を訪れ新年の願掛けをしたり、
毎年決まった日にちに祭りを楽しんだりするのは
その行事のひとつだからです。

また冒頭で述べたように、寺社は良縁・健康・開運といった
何か良いことが起こりそうと感じさせるパワースポットとしても話題になっています。

科学的には全く根拠のないものと知っていても
私たち日本人はこうした場所を訪れてその歴史や文化に触れ合い
宗教への信仰を深めています。

この決まった神を信心せず行事によって信仰を深めるという
矛盾した行動を訪日旅行者に説明するのは至難の技ですが、
こうした日本人の感覚に触れてもらうことで訪日旅行者の理解が得られるのです。

3.建築から紐解く

他にも建築といった分野からも宗教を語ることができます。

寺院には、俗世界と仏世界を隔てる山門、本堂、鐘をつく鐘楼、
集会や読経の場である講堂、経典を納める経蔵、
僧侶が寝起きする生活の場である僧坊などがあります。

これらは寺院によって歴史的な由来や美術的な魅力があります。

日本で最初に世界文化遺産に指定された
奈良の法隆寺を例に挙げてみましょう。

法隆寺にはパリのルーブル美術館でも展示されたことがある百済観音や
面積の大きなお寺ではおなじみの五重塔など
38個の国宝と153個の重要文化財があります。

観光地の滞在時間は一般的に2時間と言われますが、
その2時間を濃密で記憶に残る体験とさせるには、
より詳細な情報を与えることが必要なのです。

4.外国人の理解を得る方法

このように、仏教・信仰・建築という3つの話題を持ち出し、
その歴史から現代に至るまでのストーリーを伝えることで
訪日旅行者は日本の宗教に対して十分な理解を得られるのです。

もし、それでも説明が足りないという外国人観光客がいたら、
それは本気で日本に移住を考えている人か宗教学の専門家くらいです。
そういう人たちには出家を勧めるといったジョークを交えながら
日本人の専門家を紹介してあげましょう。

あなたの宗教に対する知識とその伝え方が訪日旅行者を虜にするのです。

経験して初めてわかる、意外と大変なベジタリアンとの接し方

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意外と大変なベジタリアンとの接し方

健康や食の安全といった言葉に
敏感になる人は多いのではないでしょうか。

あなたの周りにも「国産じゃないと嫌だ」とか
「健康のために炭水化物は控えめにしている」
といった人がいると思います。

これは外国人観光客にも当てはまります。
しかも、彼(彼女)らの場合、
宗教的な理由や菜食主義というケースも少なくありません。

そこで今回は、ベジタリアンとの付き合い方を紹介していきます。

1.ベジタリアンとは?

そもそもベジタリアンとはどんな人をいうのでしょうか。
ベジタリアンが多い国であるイギリスを例に考えてみましょう。

イギリスでベジタリアンは大きく分けて2つのタイプに分かれます。

1つはアレルギーのため動物性食品が食べられないタイプです。
そして、もうひとつは倫理上の理由から肉類に手を出したがらないタイプです。

さらに、動物性食品を一切受けつけないビーガン、
乳製品だったら大丈夫なラクトベジタリアン、
魚介類だったら食べても良いというペスクタリアン
というように枝分かれしています。

こうした違いを理解しておくと
食事の場でトラブルが起きることはないでしょう。

2.食に対する知識

あなたが食に制限のある訪日旅行者を案内するとき、
最も大切なことは食についての知識を深めることです。

あなたもご存知だと思いますが、
現在スーパーやコンビニで一般的に売られている食品は、
化学的に加工されたものがたくさんあります。

また、レストランで食事をするとき、
メニューに記載されている商品に
どんな食材がつかわれているのか、
客側は基本的にわかりません。

例えば、レストランで
6種類の野菜をつかった特製サラダを頼んだら生ハムが入っていた、
なんてことはよくある話です。

そのため、ベジタリアンの対応をする場合、
あなたは原材料レベルでメニューの内容を知る必要があるのです。

3.高いハードル

こうして考えると、あなたは
「日本のレストランでベジタリアンの対応をするのはかなり大変だな」と
思ったのではないでしょうか。

事実、メニューから動物性の原材料が入っていない料理を
探すのは簡単ではありません。

ですから、店側に原材料を含めて動物性食品を
抜いてもらうように注文しなければならないのです。
若しくは、ベジタリアン専門のお店を探すしかないのです。

私も時々、食に制限のある外国人と食事をします。
そしてその際、店員に原材料など料理に含まれるものを
詳しく尋ねながら注文します。

ただ、ベジタリアン向けのレストランを探すのは至難の技です。

無いものを探す方が難しい東京でも数える程度ですから、
地方では相当ハードルが高いと言わざるを得ません。

実際に、私が東京でベジタリアンを案内するときに
思いつくレストランは、新宿のビーガン専門店を含めて3つだけです。

4.専門性にチャンスがある

このように、食に制限のある外国人観光客を案内するには、
食に関する知識と相当な気遣いが必要であると言えます。

もしかすると、あなたは
「普通の外国人観光客を対応するだけでも大変なのだから、
ベジタリアンのことまで考えなくてもいいだろう」と
思っているかもしれません。

しかし、これは大きなビジネスチャンスなのです。

あなたと同じようにベジタリアンの対応を
面倒だと思っているツアーガイド、
ホテルやレストランのスタッフ、食品事業者はたくさんいます。

つまり、あなたがベジタリアンに対する理解を深めることで、
あなたはビジネスの見込み客を増やすことができるのです。

これはベジタリアンだけでなく、
イスラム教徒やアレルギーのある人の対応も同じこととが言えるのです。

あなたのマインドを変えるだけで外国人と仲良くなれる

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外国人と上手にコミュニケーションを図る方法

日本人は英語が苦手と言われますが、
その根源は一体何なのでしょうか?

外国人観光客が増え続けるにつれて、
英語が必要な場面も増えているはずです。

でも実際に、外国人観光客と
上手にコミュニケーションをとれる観光地のスタッフは多くありません。

そこで、英語学習の壁を乗り越え、
外国人とのコミュニケーションが上手くなる方法を探ってみましょう。

1.間違った英語教育

英語を話せない日本人が多い理由はたった一つだけです。

それは日本の英語教育が間違っているからです。
事実、私は全く英語がわからなかったのに、
28歳から正しい学習法を教えてくれる英会話スクールに通い始め、
1年半である程度の会話ができるようになりました。

中学校から高校まで6年間も英語を学んでるのに上達しない。
確かに、そんな経験をすれば英語学習に嫌気がさすのは当然かもしれません。

私もその一人でしたから、
英語が苦手という人の気持ちは痛いほど理解しているつもりです。

しかし、グローバル化が進む中で、
外国人と接する機会は今後ますます増えていくことでしょう。

だとしたら、英語を学び直して
コミュニケーション力を上げる必要がありますよね。

もちろん、英語だけでなく
中国語やスペイン語なども習得できれば、
あなたのビジネスチャンスは無限に広がります。

2.正しい英語学習とは?

ではどうすれば英語を話せるようになれるのでしょうか?

それはマインド(思考法)を変えることです。

脳機能学者の解説によれば、
私たち日本人の脳の言語領域は英語と日本語で異なるそうです。

つまり、英語を学ぶときに日本語をつかうと、
脳内で言語を変換しなければならないため、
会話が衛星中継みたいになってしまうのです。

人としゃべるときに、
相手の言葉を聞き取り返答するまで毎回タイムラグがあったら
会話にならないですよね。

ですから、まずは日本語に頼らないで英語を学ぶことを意識しましょう。

でも「日本語をつかわないで英語を学んだら学習にならない」
という人もいるでしょう。

しかし、あなたはどうやって
日本語を話せるようになったのでしょうか?

赤ん坊のときに親の会話などを聞いて
自然と言葉を発するようになったはずです。

この原理は英語も同じです。

聞き続けることで
脳が単語や文章を記憶して話せるようになるのです。

3.1000時間のリスニング

ではどのくらい聞き続ければ英語を話せるようになるのでしょうか?

一般的には1000時間と言われています。

あなたは「そんなにかかるの?」と思うかもしれませんが、
よく考えればさほど長い期間ではありません。

あなたがごく普通の会社員だとしましょう。
朝夕の通勤時に1時間ずつとランチタイムや夜寝る前に
1時間のリスニングをすれば、
毎日3時間英語を学んでいることになります。

これを1年続ければ1000時間を超えますよね。
私は1年半という期間に特別なことをしたわけではありません。
先生に言われるがままリスニングを実践しただけです。

そして、残りの半年で文法や表現方法をしっかり勉強して
会話ができるようになったのです。

これならあなたもできますよね。

英語学習で最も重要なポイントは日本語をつかわないことです。

そして、1000時間のリスニングをすることです。

4.言語教育の基本

この2点を踏まえて、外国人の先生から文法や表現方法を
直接学ぶことが英語習得への最短コースです。

これは読み書き中心で文法重視
という従来の日本の英語教育とは180度異なりますが、
決して新しい学習法ではありません。

言語学習において当たり前のことを実践しているだけです。

あなたがこれまでの英語学習に対するマインドを変えるだけで、
1年後、外国人観光客とコミュニケーションを図り、
ビジネスを発展させることが可能になるのです。

観光地で見かける外国人観光客のマナー違反、日本人にも責任?

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外国人のマナー違反は日本人にも責任がある

2015年のニュースでよく流れましたが、
日本の観光地を訪れる外国人のマナーが悪く
トラブルになるケースが増えているそうです。

私は職業柄、よく観光スポットに足を運びます。
そこで、マナーの悪い外国人観光客を見かけることがあります。
しかし、彼(彼女)らのマナー違反は
私たち日本人にも責任がないとは言い切れないのです。

恐らく、日本人の多くは外国人観光客に対して
「日本に来たのだから日本のルールに従ってほしい」
と思っていることでしょう。

ただ、誤解してはいけないのが、
外国人にも「郷に入りては郷に従え」
(英語でWhen in Rome do as Romans doと言います)
の精神はあるのです。

ではなぜ、マナーを守らない外国人観光客が多いのでしょうか?

それは、日本のマナーを知らないからです。
「えっ!だからそんなの調べて来いよ」とあなたは思うかもしれません。
そこにジレンマがあるのです。

1.日本人が抱えるジレンマ

私たち日本人が海外旅行をするとき、
当然ながら渡航先のお国事情を調べますよね。

例えば、「地球の歩き方」という本には、
その国のことが詳しく書かれていて、
異文化への理解を深めることができます。

ところが、訪日旅行者向けのガイドブックで、
日本のマナー事情をわかりやすく伝えているものは
とても少ないのが現状です。

日本のセールスポイントをアピールして
訪日観光を促していながら、
トラブルになりそうなこと、
日本人に嫌われそうなことは伝えていないのです。

外国人観光客に対するアンケートで、
「食券のシステムがわからない」
「料理の食べ方をおしえてくれない」
日本に来て困ったことランキングの上位に入っています。

実際、ラーメン屋さんで食券の買い方を
英語や中国語で掲載しているお店は、ほとんどありません。

また、レストランでウエイターやウエイトレスが
料理の食べ方を教えてくれるところもあまりないでしょう。

ではなぜ、相手が理解していないことを教えていないのでしょうか?

これは単に英語が話せないからという理由ではありません。
日本人は異文化交流の機会が少ないため、
普段の生活で当たり前になっていることを
誰かに教えようなんて考えないのです。

2.解決方法を探る

ではどうすれば、
外国人観光客に日本のマナーを快く理解してもらえるのでしょうか?

それはコミュニケーション力を高めることです。

マナーを守ってくれない外国人観光客に
「ここは日本だからそれはダメです」なんて言っても
わかってもらえるはずがありません。

英語を学ぶとよくわかると思いますが、
外国人は物事の理由を知りたがります。

浅草の仲見世通りでは、
食べ歩きをしないでくださいというアナウンスが流れています。

これは、お団子のタレやアイスクリームを
他のお店の商品にこぼす観光客がいるためにできた
ローカルルールです。

しかし、お店の人たちは
「テイクアウト不可、店内で食べて」と言うだけです。

外国人観光客はわけもわからず従っているのですが、
当然ながら、そんなの関係ないという人たちも出てきます。

ですから、マナーをしっかり守ってもらうためには、
丁寧な説明が必要なのです。

でも、きめ細かなコミュニケーションをとるには、
やはり外国語の習得が近道と言えるでしょう。

3.コミュニケーションでトラブル防止

こうして考えると、
外国人観光客のマナー違反は私たち日本人にも責任があるのかもしれません。

確かに、異文化とのギャップを完全に埋めることは簡単ではありません。
しかし、特定の場面に限った会話を覚えることは
さほど難しくはないはずです。

あなたもほんの少しだけ外国語に触れ合うだけで、
コミュニケーション力を高めて外国人観光客とのトラブルを防ぐことができるのです。

訪日旅行者のニーズを一瞬で読み取る奇跡のスキルとは?

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訪日旅行者のニーズは一瞬で読み取れる

2015年のインバウンド市場は
中国人観光客の爆買いがきっかけで一気に沸騰しました。

あなたもテレビやインターネットで
訪日外国人が増えているニュースを何度も見たと思います。

私も伊勢丹や高島屋といった有名デパートで
訪日旅行者の団体が出入りする姿をよく見かけました。

ただ、当たり前ですが、
訪日旅行者はショッピング目当ての中国人観光客だけではありません。

日本には世界中から様々な目的を持った人たちが訪れます。

ですから、インバウンドビジネスにはまだまだ表面化していない
訪日旅行者のニーズが数多く埋まっているのです。

そこで、訪日旅行者のニーズをいち早く掴み
インバウンドビジネスで利益を上げる方法を探ってみましょう。

1.訪日旅行者のニーズの探り方

あなたは、アンケートなどの公開されているデータを解析すれば
訪日旅行者のニーズは簡単にわかるのでは?
と思っているかもしれません。

確かに、観光庁が公表しているデータを読み解くと
訪日旅行者の動向がわかります。
ですから、それに見合ったプロモーションを打ち出すことで
顧客を獲得できるでしょう。

でもそれは、大企業など資金に余裕のある企業に有利な方法です。
規模の小さい会社や個人で経営しているお店が
大掛かりな宣伝活動をするのは簡単ではありません。

ではどうすれば中小企業や個人事業主が訪日旅行者を呼び込み
大企業に負けないビジネスを展開することができるのでしょうか?

それはまだ表に出ていない訪日旅行者のニーズを読み解き
一点集中のアプローチをすることです。

水面下に眠っているニーズなんてどうやって紐解くのか?
あなたはそんな疑問を抱いていると思います。

もちろん、データとして公開されていないのですから
難しく感じるのも無理はないでしょう。

でも安心してください。

あなたはあるスキルを使いこなすことによって、
訪日旅行者のニーズを一瞬で読み取ることができます。

2.コーチングを取り入れる

そのスキルとはコーチングです。

コーチングとはクライアントをゴールに導くことなのですが、
コーチはその過程においてクライアントが低迷した場合、
適切な質問を投げかけてゴールに誘導しなければなりません。

その質問こそが訪日旅行者のニーズを読み取るのに役立つのです。

コーチがクライアントにする質問は
訪日旅行者に対するアンケートとは異なります。

アンケートでは誰でも簡単に答えられる質問を投げかけるのが普通です。

例えば、
「日本に来た目的は何ですか?」や「どこに何日滞在しますか?」
といった具合に。

そして当然、
「日本ブランドの買い物です」や「大阪のホテルに1週間滞在します」
といった答えが返ってきます。

こうした質問はどの分野でビジネスを展開するかには役立ちます。
しかし、どんな商品を開発すれば良いか具体的な部分まではわかりません。
ですが、コーチングで使われる質問なら相手の根源的な欲求に辿り着くことができます。

3.インターネットが世界をつなぐ

ここで、あなたはまた疑問に思うことがあるはずです。

「そんな深い部分にまで入り込んだ質問に簡単に答えてくれる人なんていないだろう」と。
もちろん、空港や街頭インタビューでは無理があるでしょう。
でもインターネット上ならそんな心配はいりません。

現在はツイッターやフェイスブックなどSNSがとても発達していますから、
インターネット上で外国人と友達になることは難しいことではありません。

事実、私がフェイスブックで交流している人の30%は外国人です。

フェイスブックで友達申請するときは
自己紹介などメッセージのやりとりがありますから、
相手が日本に来てみたいとか日本のイメージを書いてくれたら
そのタイミングで質問を投げかけます。

例えば、「あなたにとって日本の一番の魅力は何ですか?」というように。

仮に大雑把な回答でも
すかさず「具体的には?例えば?他には?」といった質問を続けると
相手の根本的なニーズが浮き上がってくるのです。

こうしたリサーチを重ねることで
まだ公式なデータとして扱われていない特定のニーズが見えてきます。

4.キーポイントは質問力

もしかするとあなたは
「少数意見じゃビジネスにならない」と思うかもしれません。
でもあなた自身が行った調査で得たものは、
公開されている抽象的なものと違ってとても具体的です。

つまり、大企業が抽象的なデータを解析している間に
あなたは訪日旅行者のニーズに応える商品を生み出せるのです。

このようにインターネットを上手に活用すれば、
あなたはいち早くヒット商品を作り出し、
そのひとつに集中して情報発信することで大きな利益を得られるでしょう。

訪日旅行者のニーズを瞬時に読み取る鍵は
コーチングスキルの1つである質問力が握っているのです。